行政書士試験 独学・合格

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行政書士試験受験記8 図書館で勉強をする日々





平成19年2月


平成18年度の行政書士試験の結果も発表されて、自分の点数がメタメタであることを知り、一応それなりにはショックを受けるものの、それを引きずらないように、次回の行政書士試験に向けてしっかりと勉強に励んでいた。


このころは、妹と一緒に暮らしていた時期でもあるのだが、休みの日になると妹が家にいることが多いため、勉強は図書館でするようになった。最初は日比谷図書館を利用していたが、それから気分転換もかねて色々な図書館に行くようになった。広尾図書館も割とよく利用した。



そうして、休みの日は図書館が閉まるまで図書館で勉強をして、それから家に帰ってまた勉強をして、というような日々を送るようになった。次回の行政書士試験は絶対に合格したかったし、不思議とモチベーションは高かった。



日比谷図書館での勉強は、色々な思い出がある。息抜きに、図書館にある他の本を読んだりすることもよくあった。確かナンシー関の本をここで一通り読破した記憶がある。冬は外が寒くても、図書館の中まで行けばあったかいので、オアシスのようでもあった。食事はどうしていたかな。先に家で昼ご飯を食べてから図書館に行くことも割とあったと思うが、午前中早めに図書館に行ったときなんかは、日比谷図書館の場合だと新橋あたりで何か昼ご飯を食べていたと思う。


広尾図書館方面で昼ご飯を食べた記憶はないなあ。広尾図書館に行くときは、多分午後行っていたと思う。


図書館で、めぼしい席をみつけて、行政書士試験のテキストをひたすら読み、そして問題集を解いたりする毎日だった。このころのことは楽しかった記憶として残っている。なんだろう、ある種のモラトリアム的な時期だったのかもしれない。今は仕事のことが常に付きまとっているが、当時はそうやって休みの日は勉強に打ち込むことが出来たし、同じような図書館通いの日々の中に、ちょっとした違い等をみつけて楽しんだりしていた。



ああいう日々をまた送りたいなと思う反面、今は色々とやらなければいけないことや、守らなければならないものが増えた。なんとも動きづらい状態になってしまったものだと思う。



話しを戻して図書館での勉強。
日比谷図書館では、暖かくなると、すぐ近くの日比谷野音でライブがやったりする。ライブが始まる時間はマチマチだ。お昼ぐらいから始まるときもあれば、夕方から始まるときもある。ただ、夕方から始まるときでも、リハーサルはお昼からやっている。そうしたリハーサルやライブでの音楽が日比谷図書館まで聴こえてくるのである。


今は建て直したので違うかもしれないが、当時日比谷図書館は古い建物だったので、大した防音もなく、野音でのそうしたリハーサルやライブの音が結構聴こえる状態だった。ただ、そんな状況も私は楽しんでいたと思う。ああ、今日は誰それのライブなんだなとか。そして日比谷図書館を出ると、そうしたライブのお客さんと思わしき人たちが外にいたりする。そうした方々を見て、ああ誰それのファンって、こういう感じなんだなあとか思ったり。


そんなこんなで、この図書館通いを私はずいぶん楽しんでいたと思う。こうしたちょっとした楽しみが、勉強を続けるモチベーションにもなっていたのかもしれない。



つづく

行政書士試験受験記7 最初の行政書士試験の結果




平成19年1月


平成18年度の行政書士試験の合格発表が近づいていた。だが、11月に受験をした際に、まるで歯が立たなかったので、合格ははなからないと思い、翌年度に向けて既に勉強を開始していた。


とはいえ、一応どの程度の点数だったのかというのは気になったので、合格発表が近づくと一応そわそわしていた。
そんなこんなで1月の下旬だったと思うが、平成18年度の行政書士試験の結果が発表された。行政書士試験研究センターのウェブサイトでの発表。これは今と同じ。


当然合格者の欄に私の受験番号はなかった。まあ当然そうだろうなとは思ったので、このことに何かショックを受けるといったことは特になかった。自分の点数がどのぐらいかを知りたかったので、はがきで届く自分の結果が待ち遠しかった。それからほどなくして自分の行政書士試験の点数が記載されたはがきが自宅に届いた。簡素なはがきで、裏面に自分の試験結果の点数が記載されているものだ。


そして、それはそれはひどい点数だった。合格に必要な点数の半分も取れていない。合格に必要な点数の3分の1にぎりぎりとどいているかどうかといった有様だった。予想よりもひどい点数だなと思った。まあたかだか3ヶ月の勉強ならそんなものだとは思うが、実際に点数としてそれを突き付けられると少なからずショックではあった。合格点は180点必要なのだが、60点ちょっととかそんなものだ。あと3倍は点数を上積みしなければならないが、それはあと3倍勉強すれば届くというものではない。もっともっと多くの時間の勉強が必要だ。



だが、打ちひしがれている暇はない。次の行政書士試験に向けて、とにかくがむしゃらに勉強をしていくしかない。今までのやり方では通用しないということはとうにわかっていたから、テキストや問題集も変えた。とりあえずやれることはやっているので、あとはとにかく勉強時間を積み重ねていくことだけだ。勉強時間を積み重ねてもなお、通用しなかったのなら、また工夫をすればいい。



最初の行政書士試験で通用しなかったのは、勉強時間が少なすぎたことと、簡単なテキストと問題集だけで挑んだからだ。なので、1年間かけて勉強時間をもっとたくさんとって、そしてテキストや問題集を試験本番に通用しそうな難しいものに変えていけば、合格できないまでも、合格に手の届くところまでいけるのではないかと思った。


いつまで合格しなければいけないといったものはない。だから、とことん挑んでみよう。なんとなく、腹を括ることが出来た冬のことだった。


つづく

行政書士試験受験記6 新しいテキストと問題集




平成18年11月~12月



11月に行政書士試験を受験して、まるで歯が立たなかった。試験の結果が出るのは年が明けた1月なのだが、合格していないことは間違いないので、試験の翌日からもう来年のための勉強を始めることにした。



実際に行政書士試験を受けてみて思ったのは、想像以上に難易度が高かったということ。過去問題よりも明らかに難易度が高いと感じた。また私はそれまでわかりやすいテキストを中心に進めていたのだが、それでは通用しないということを思い知った。テキストに書いていないことがバンバン出てきた。


テキストをまだちゃんと理解できていないのに、さらにテキストに書いていないことがバンバン出てきたのなら到底通用するわけがない。試験当日は解答を進めることが全然できずに、半ば投げやりに解答したところがたくさんあった。



だからまずは根本的な改善として、勉強に使用するテキストを色々と吟味することにした。書店にはたくさんの行政書士試験のテキストがあるが、自分が実際に受験した試験の内容を思い出し、その難易度に通用しそうなテキストを選んだ。今まで使用していたのは「うかるぞ行政書士」だったが、わかりやすい反面、近年の行政書士試験には通用しないと感じた。入門書的な位置づけであればよいテキストだとは思うのだが、合格するにはもっと情報量が多く、近年の行政書士試験に対応できるレベルのテキストが望ましい。



このとき選んだテキストは、情報量が多く、各ページの横の欄に色々な注釈や補足説明が書かれているようなものだった。今までよりも明らかに読み込んだり理解するのに大変なものではあるのだが、このぐらい情報量の多いテキストで勉強をしないと通用しないと思ったから迷いはなかった。



過去問題集は、ただ過去問をやっているだけでは通用しないと思ったので、予想問題が入っているタイプのものを選ぶことにした。確か過去問と予想問題の両方がミックスされているようなタイプのものだった。



一度行政書士試験を受験してみたことで、合格に必要な知識というものがおぼろげながら見えてきた。この新しいテキストと問題集で1年間かけて勉強していけば、今度こそ合格ラインが見えてくるのではないかと信じ、勉強をひたすら続けることにした。



実際に勉強に取り組んでみて、新しいテキストはやはりこれまで以上に読み込んだり理解するのに時間がかかったが、しかしその分今までよりも深い部分で判例や事例を理解することが出来るようになってきた。方向性としてはこれで間違っていないと思ったので、とにかく愚直に勉強を積み重ねることにした。


つづく

行政書士試験受験記5 最初の行政書士試験本番




平成18年11月



早稲田大学のキャンパスで、私の最初の行政書士試験が行われた。
事前の勉強状況からして、合格は無理だとわかっていた。だが、そのなかでも、どれだけ合格ラインに近づけるか、そういった自分と行政書士試験の合格ラインとの距離を確かめるような意義をもって私は試験に臨んでいた。合格できないことがわかりきっているからこそ、妙に落ち着いてはいるが、それは悪い意味での諦めみたいなものでもあったと思う。



確か晴れた日だったと思う。東西線の早稲田駅で降りて、早稲田大学に向かった。早稲田駅から早稲田大学に向かう人がちらほらいたので、そういった人に付いていってなんとか早稲田大学にたどり着いた。そしてキャンパスの中で、自分が試験を行う教室番号を確認し、該当の教室に向かう。入口から割と距離があったと記憶しているが、まあ比較的余裕をもって到着できたと思う。



試験が始まるまで、一応テキストや過去問を読んだりして過ごした。


そうこうして試験が始まる直前となり、テキストや過去問をしまって本番を待つ。試験問題や解答用紙が配布される。目を閉じてじっと待つ。


試験開始の合図。



試験問題を見る。そして、その想像以上の問題の難しさに驚く。過去問よりも明らかに難しい問題だった。最初の一問目から頭を悩ます。試験問題を解くスピードが遅い。進まない。試験問題の趣旨や意味を理解するだけで時間がかかる。そして選択問題のどれを選ぶかにもすごく時間がかかる。よく読むほどに引っ掛けのような要素もあり、選択できない。



そんなこんなで解答スピードが上がらないまま、時間が進み、試験時間が3分の2を過ぎたあたりで無理やり一般知識問題に切り替えた。法律問題は手を付けられない問題もあったが、一般知識に全く手が付けられないのはその方が問題なので、無理やり一般知識問題を進めることにした。どちらかといえばこちらの方が回答しやすい感じではあったのだが、それでもやはり過去問に比べれば難しい。



無理くり回答を埋めて終了。回答を見返す余裕など全くなかった。間違いなく合格は出来ていないだろうし、合格ラインには遠いだろうなと実感した。想像以上に歯が立たなかった。たがだが3ヶ月勉強したぐらいなのでそれは当然なことなのだが、それでもショックだった。試験が終わった後は、これからの自分の身の振りみたいなものを考えた。


このまま行政書士試験の勉強を続けるか、それとも別の資格試験等に挑むか。



答えはすぐに出なかった。ただ、立ち止まるのも嫌だったので、行政書士試験の勉強をとりあえず続けていくことにした。そうやって行政書士試験の勉強を続けていく中で、何か別の考えが浮かんだとき、そのときまた考えればいいやと思った。



そうして最初の行政書士試験には全く歯が立たなかったが、とりあえず翌年の行政書士試験に向けてまた勉強を続けることにした。



つづく

行政書士試験受験記4 頭に入ってこない行政法




平成18年初秋


夏から行政書士試験の勉強を始めて、まずは憲法の勉強をした。憲法は取り組みやすい科目なので、これは特にストレスなく学ぶことが出来た。次に取り組んだのは民法だったが、これも比較的取り組みやすい科目だった。勉強範囲は広いのだが、実生活に直結しているものも多く、勉強していて面白いなと思うこともそれなりにあった。


やはり勉強をしていてイメージしやすいというのは大きいと思う。そんなこんなで憲法・民法と駆け足で勉強を進めて、次が行政法だった。ここで躓いた。テキストを読んでいても頭に入ってこない。なんというかあまり自分の生活に直結しないことが多くて、また勉強内容的にもあまり面白いものではなかったのでなかなかしんどかった。


この行政法になってから勉強のペースが一気に落ちた。しかし行政書士試験本番まで時間がない。テキストの内容をしっかりと理解せずに、無理やり結論だけ覚えて、あとは過去問題集をやって答えを記憶するといった方法をとることにした。まだ商法・会社法や一般知識が残っているからだ。


本来一番点数配分の大きい行政法こそ一番勉強をしなければならないのに、一番勉強時間が少なかったと思う。このあたりが、まだ行政書士試験というものをわかっていなかったということだろう。


そして商法・会社法に時間を割いたのもダメなところだ。商法・会社法は点数配分が少ないので、勉強する内容の割には点数に直結しない。だからむしろ商法・会社法は捨てて、点数配分の大きい民法・行政法・一般知識をもっとやるべきだったのだろう。こういう点数配分に応じた勉強時間の割り振りというのはとても重要だ。



結局この時の私は、商法・会社法に時間をとられて、一般知識はほとんど勉強をすることが出来なかった。そんな状態で11月に入り、あとはもうひたすら過去問題集を解いて、行政書士試験本番に臨むことにした。試験会場は確か高田馬場の早稲田大学の教室だったと思う。


正直勉強してきた内容からすると、合格は無理だろうというのは分かっていたが、この勉強時間でどこまで通用するのかということを試してみたいという感じで試験に臨んだと思う。早稲田大学のキャンパスに入って、試験会場の教室に入った。合格は無理だとわかり切っているので、妙に落ち着いた感じではあった。



つづく